禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻や愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

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INOKI GENOME

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ちょうど6~7年前、アントニオ猪木は総合格闘技界に担ぎ出され御輿(みこし)の上で輝きを放っていた。PRIDEで名前だけのプロデューサーという肩書きを与えられ、興行の中締めでの挨拶も客に受けまくり、寄せ集めの『猪木軍』なる選手集団を作られてもイヤな顔ひとつせずに持ち上げられるままに御輿を乗りこなしていた。

しかし、そうして輝きを増すと多くの誘惑がすり寄ってくる。そして、猪木は誘惑にめっぽう弱い…PRIDEやK-1から離れ自分の名を冠にした興行を自分だけのチームで運営するも、そもそも金の匂いを嗅ぎ付けて集まってきた関係者ばかりだから、コアな格闘技ファンからは失笑ものの大会内容で、最終的にはトラブルと迷走っぷりだけで伝説に残ってしまった2003年大晦日の猪木ボンバイエで燃え尽きる。

それでも、猪木は「なんてこたねえよ」とばかりに大きなイベントの開催を予告し続けるが、実現されるはずもなく、マスコミもファンも離れてゆくのだが…ここが猪木の不思議な所で、誰もが見放してしまうという事はなく、それなりに注目を集めつつ2006年夏の現在までホラを吹き続けてるのだからたいしたものというか何というか…ひとつの時代を築いた人間とは、かくも魅惑的な存在でいつづけられるものなのか?

んで、最近広げてる大風呂敷は“アントニオ猪木 vs ムハマド・アリ 30周年記念大会”と唱われた『INOKI GENOME(イノキゲノム)』という大会。この大会を9月1日に日本武道館で開催すると発表したのが、今月3日。その時の会見で出場予定として名前がでたのは、小川直也や、藤田和之をはじめとした内外のビックネームばかり…現在は猪木の元から袂を分かっている選手達がほんとに出場するのかと誰もが息を飲んだが、何の事はない、まだオファーさえ出していない本当に“予定”だけの選手を勝手に発表してるだけであったのだ。

どうなる事かと、プロレスファン・格闘技ファンの生暖かい注目を受けていた『INOKI GENOME』だが、先日26日に延期(開催日未定)が正式決定。会見での「変更後の開催日に関しましては、近日発足予定の『INOKI GENOME実行委員会』から発表されます」というアナウンスに、どうせうまく行きゃしないと成り行きを(薄笑いで)見守っていた人達も「まだ、主催者である実行委員会すら無かったのかよ!」と驚きの声をあげた。おいおい…

呆れられても猪木は負けずにインタビューで大口を叩く「スポンサー・テレビとの兼ね合いもあってな。選手に準備期間も与えなくてはいけないし、タイミング的には9月より10月、あるいはその後の方がいい。今、おもしろいアイデアがわんさか出て来ているところで、ま、万全を期すということだな」「リングサイドの切符(1枚38万円)も用意した100枚のうち50枚は現時点で売れている。あまりにも出だしが好調で、もう残り50枚は売りに出さずに確保してるぐらいだからな。なんならリングサイドだけでやっちまうか?ガハハ」「しょうがねえから一つだけヒントをやるよ。オマエらマスコミが度肝を抜かれるぐらいの現役チャンピオンクラスが出てくるかもしれないな。アリ自身も10月以降なら時間的な余裕もあるから、来日できると思う。そんなのアリ?ってカードを作るから、まぁ見てろって。ガハハ」

 猪木「秘策ありの延期」爆弾構想(内外タイムス7/25)

そして、最近お馴染みのあの無責任なセリフも飛び出す「オレも忙しいから本当はやりたかないんだけどよ、オレが動くしかないんだな、これが。格闘技界から旅立ったオレだけど、最後の置き土産じゃないが、こうなったらもう一丁やってやるか」「これから前面に出ていく。オレが前面に出て行くからには中途半端なことはしねえよ」自分の名前を使った大会で、プロデューサーという肩書きがあり5日の会見では「オレも旗を振ってバカになる」なんて宣言してたのに、今さら「本当はやりたかないんだけど」って…

そして最新の会見では、2002年に完成したと発表したにも係わらず(完成記者会見で作動しなかった)今だに開発中であるという猪木御執心の『永久電気』の話題を語っている。多くの科学者が「オカルトだ」と断言しているこの動力機に猪木は多額の開発費用を投入し、もはや後戻り出来ない状態だとか…

「アメリカで実験やってるんだけど、夏休みに入っちゃうと長いんだ、アイツら。でも実験は成功。たいへんな数字が出た。もう俺が金持ちになっちゃってもみんなちゃんと相手してくれるかなってね、ンムフフフ。そうしたら、イベントもリングサイドしか入れないとか、100人以上は全部人形を入れるとか、そんなものいい」

人形って、そんな事していったい何の意味が…

そろそろ10年になるが、引退して小川直也をメインに据えたUFOという団体を興してからの猪木の言葉の中には、自己啓発セミナーなどでよく耳にする「気づきを与える」などインパクトの強いながらも抽象的な発言が多くなり、プロジェクトの立ち上げ方も“概要を固めてから発進する”という従来の形ではなく“とりあえず人前で言っちゃったから発進”という無責任なスタイルが定着してしまった。

たしかに、旗振りの得意な猪木が大きな声を出して皆をのせ、船が動きだしたら後は任せてしまうという方法論は成功してればOKであり、PRIDEでVIP扱いされてる間はそれがうまくいっていたのだろうが、今はちがう。そして、船が動かなかったら旗を振ってた人間が「言い出しっぺの自分の責任です」とプロジェクトの失敗を宣言せねば、本気で動かすつもりだったスタッフ達はシラケてしまう。実現不可能なイベントばかりブチ上げ続ける猪木…だが、回を増すごとに座礁の理由がドンドンぞんざいになっていってる気がする。

 この道を行けばどうなるものか
 危ぶむなかれ
 危ぶめば道はなし
 踏み出せばその一足が道となり
 その一足が道となる
 迷わず行けよ
 行けばわかるさ

(一休和尚の言葉であり、1998年アントニオ猪木引退試合での挨拶)

確かに踏み出す一歩も大事だが、そろそろ自分の進んできた過去を振り返り、本当に道が出来てるのか確認するべき時が来ているように思えてしかたがない。果たして我々はもう一度、御輿の上でふんぞり返る猪木を見る事ができるのだろうか?
 
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  1. 2006/07/29(土) 11:11:11|
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