禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻や愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

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3度目の入院

2010/11/05
朝7時起床、定時出勤。昼飯は一旦帰宅してジュンと一緒に。定時退勤。夜は『晩酌TV』!ジュンの入院前最後の配信という事もあり、変なテンションではじまり夫婦喧嘩あり、涙あり、大団円で終わるというドラマチックな展開であった。

2010/11/06
休日。入院前のジュンに好きなものを好きなだけ食わすため、昼飯はモスバーガー。夕方、どうしても心配で山形まで来てしまったジュンの種父が義妹と共に少しだけ我が家に訪れた。新米30キロもいただいた。夜は市内の繁華街に出て、回らない寿司屋で刺身や寿司をつまみながら生ビールと燗酒!2軒目ではレバ刺し大盛り!3軒目ではギネス生とバッファローチキンウイング!腹いっぱいで深夜帰宅。美味しいものだけで満腹!幸せ!あ、いや自分のためでなくジュンのための贅沢!ジュンのため!

2010/11/07
休日。天童美術館で『赤塚不二夫展』を見物…目新しい内容では無かったが、ジュンに赤塚不二夫がいかにダメなオヤジ(いい意味で)かを伝えられたので満足。西バイ太助で寿司を食い(この日も引き続き、ジュンに好きなものを好きなだけフェア続行中)、電器屋でファンヒーターとゼニ用のホットカーペットを購入。米沢まで車を飛ばし、温泉&岩盤浴。帰宅後は、玉置さんが送ってくれたカワハギを肝和えと肝煮にしていただいた。ジュンの命令で久々にボクが包丁を握った…自分で言うのも何だけど、すんげえ美味しかった!新鮮な素材の地力や強し!

2010/11/08
今日からジュンの入院。朝イチに家を出て高速道路を飛ばし県外の病院へ…紅葉が美しくも悲しい。ジュンはそんな景色を眺めながら「行きたくねえ…」とつぶやいてる。入院手続きの窓口が混雑してて驚く、さすが大きな病院だけあって1日に何十人も入院するのな。どうにかこなして病棟へ…キレイな部屋、看護師さんも物腰柔らかく一安心。

ジュンの巣作りを手伝い、検診につきあい、執刀する先生と面談…ここで奇跡が起こった。我々が望んでいたのだが、最初の診察で「それは決まりで出来ないんですよ」と言われていた治療をやってもらえることになったのだ!というのも、どーしてもどーしても納得いかなったので、「何とかやってもらえる手はないものか」と悩みに悩んで、結局先生宛に手紙を書いて、そこにジュンが元々持ってる精神疾患の事と絡め「術後の生活が不安です」と説得したのが功をそうし、一転「やってみましょう」という展開に!驚きで胸が詰まるが、グッと堪える。

最近の大きな手術にまつわるキーワードとして『QOL(クオリティー・オブ・ライフ』という言葉を聞いたことある方もいるかと思うが、手術によって単に病気が治ればいいというものではなく、手術後の生活もなるべく後遺症のないよう、術前に近い生活ができるように、10年20年前だったら「疑わしい部位は全部切っちまえ!」だった手術法が「なるべく小さな傷で」「取り出すのも小さい範囲で」という方向性に現在なってきているわけです。そんで、この執刀してくれる先生はまさにその『QOL』にこだわって研究してる先生なわけなのよ。だから、その先生のある意味一番痛いとこを突かせていただいた…と、いやでもホントに我々にとっても、後遺症の可能性をひとつでも消せる可能性に賭けたい気持ちは強かったので、力一杯突っつき、まさかの結果を得る事ができたのだ。

ひとしきり説明を終えた先生が口にした「不安があったら何でも聞いてください。何でも説明します」の言葉に再び涙腺が緩みそうになる。前の病院での手術前、わからない事だらけの我々は本やネットで調べた知識を総動員し、手術前説明をしてくれた先生2名を質問攻めにした。が、先生達の口からでるのは言葉足らずな「その検査は必要ないです…大丈夫ですから」「そんなに心配するような手術ではありませんから」といった逃げ腰の解答…あげく我々の言葉を遮るように「いま急いで手術しなくても、例えば一年後に診察しても癌の状態は変わらないと思いますよ。ただ今回はあなた方が心配だという事なので、こうして急いで手術を行うのであって…」と、あくまで初期である事を確信したかの応対にモヤっとした事を思い出す(そして結果は初期癌ではなく、こうして大きな手術を行うことに…)。あの時の先生達に悪意を感じたとかいうわけではない。過剰に心配する患者(とそのダンナ)に冷静に対処しただけだと思うが、そういった事を踏まえても今回の「何でも説明しますよ」の頼もしさは、度を超えて胸に響いた。

打ち合わせが終わり、廊下に出てジュンと顔を見合わせる。「やったな!」笑顔がこぼれるが、これで手術成功が確約されたわけではないし、我々が望んでた治療もいくつかの検査をクリアせねば「当初の予定通りの術式に…」というのは念を押して言われている。もちろん手術してみてリンパ節への転移が確認されたら、残すはずの子宮も摘出されてしまう…そんな風に“悪い方へコマが転がる”可能性はまだまだ有り得るのだ。

とはいえ、急転直下のこの判断は飛び上がるほど嬉しい。ホントに、最初にこの病院での初診時に「それは決まりで出来ないんですよ」と言われてから「どうにか“特例”にしてもらえる手だてはないのか?」とホントに寝ても覚めてもズーッとズーッと考えていたのだ。もちろん金を積んでどうにかなるものなら、いくら払っても後悔はないと思ったし(結局ホントにそんな台詞を口にする事はできなかったが)、犯罪スレスレの手段も考えはした。でも、それら想像妄想を越え実際自分が打てた策は、誠心誠意自分の希望を文章に託す…という、手紙を書くという行為であった。そうして、それはこうやって何年もブログを書き続けてきた自分にとって唯一出来た“他人に気持ちを伝える手段”だったのだ。今こうして書いてるようにクドクドと思いのたけを書き綴り、そしてそれが先生の心に通じた。

同じフロアにある食堂という名の共有スペースで、ジュンと共に夕飯を食べ。ひとり山形の自宅へと帰った。ゼニを撫で、風呂に入りベッドに倒れ込んだ瞬間、寝入った。明日は午前中仕事で午後から見舞い…今はとにかく寝よう

 
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

この記事見て涙ぐんでしまいました

ほそいあやさん経由で色々見てました。

タイトルのことだけ伝えたくてコメントしました。
病院/先生に伝わって良かったなぁと涙ぐみました。
  1. 2010/12/02(木) 00:01:04 |
  2. URL |
  3. ち #Zp5gm5qQ
  4. [ 編集]

オトウヤン、すっごい素敵ですよっ!
  1. 2010/12/02(木) 02:22:40 |
  2. URL |
  3. すみそ #-
  4. [ 編集]

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