禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻や愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

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全然期待してなかった…というか、昨今のヱヴァの商品としての扱われ方があまりに拝金的に感じてたので、名前を見かけただけでもウンザリ感じるほどだった。川崎マヨがプラグスーツを着てパチンコ屋のCMに出てたり、綾波・アスカが本人達のキャラクターと関係なく色んな服を着させられフィギュアになってたりするのを見ると、自分の中のエヴァに対する愛情はどんどん失われていった。

んで、実際に観てきたのだが…超おもしろかった!昼は掃除婦、夜はホステスとして働き貯めたお金でこだわりの雑貨店をオープンしたました!的な本気度を感じ、「金の臭いが~」なんつってた自分が、ホステスに「キミさ~こんな仕事いつまで続けるつもり?」なんて上から目線で語るオヤジに思えて、スマンスマンという気持ちになった。というか久々に映画を観て、劇場入ってきた時と出てく時の自分が「あ、ちがう自分になっちゃったな」と感じる映画だった。

ボクはTV版第19話が好きなんだけど、アスカ登場から19話までを旧世紀版とは全く別のエピソードで丁寧に作った!って感じで、そういう意味でも嬉しかった。新キャラのマリも観終わったらスグ忘れちゃうみたいなキャラではなかったし(語尾の「ニャア」とかもシニカルな感じで嫌いじゃなかった)、トウジやケンスケが捨てられてなかった(オペレーター3人は捨てられてたような気はする)のも感心したし、加持さんの出番が多かったのも意外だった。しかし、盛りだくさんだったなあ…マジで6時間くらい劇場にいたような観後感だ。

以下、雑感箇条書き

 ・基本的に全編新作だった。
 ・旧世紀版の原画が使われてる箇所は、使い回してるというより意図してサンプリングしてあるような感じ。
 ・寸胴ヱヴァかっこいい!
 ・人間ドラマが(今までのヱヴァに比べ)物凄くわかりやすく作ってある。アスカの心境の変化、綾波のシンジへの感情など必要以上にわかりやすい。
 ・相変わらず都市設定・見えない部分への設定に力入れてる風。
 ・音楽が映像から浮いちゃってるシーンが何ケ所かあった。時間がなかったのか?
 ・機械モノの3DCGと手描き部分とのマッチングが怪しいとこが、かなりあった。時間の問題か?ワザとか?1作目はかなり気使って違和感なく存在させていたのに…Ver.02.01で修正されるか興味ある。
 ・ワンカットごとの情報量が異常に多いので、見てて疲れる。楽しいけど。
 ・逆に情報量の少ないシーンが「目を休めて」と言わんばかりに各所に折り込まれている。
 ・ミサトさんは、髪型にバリエーションつけたり色々頑張ってるが、何か…何だろう?監督達の意図だろうけど、旧世紀版だと綾波・アスカと並んでても違和感なかったけど、今回はちがうポジションな気がする。ヒロインという括りでまとめず、大人と子供の間に距離を置きたかったのかも…
 ・今回は、予告編の「サービス!サービス!」は無かった。あったらあったでカチンとくるが、無いと妙にしまらない。
 ・カヲルくんが中二病の権化のようで面白い。この後の最終2作でも同じ扱いにして欲しい。『完璧な碇シンジ』という設定のあったカヲルを描き切れず「失敗して、ただの変なヤツになってしまった」とは、旧世紀版の時の庵野秀明の評だが、今回も序・破では順調に“ただの変なヤツ”な存在になってる。
 ・加持さんがシンジにカマかけたシーンは、801需要向けサービスだろうな。

ちょっと、違和感を覚えたのは…綾波もアスカも表情豊かでかわいらしいけど、ここまでわかりやすいと旧世紀版の不器用さは何だったんだ?という気がしてしまう。10数年前の綾波やアスカはここにいないんだな…と「上書きされてしまったのか」と思うと何だか過去の自分も上書きされてしまったようで、心苦しさを感じた。と同時に、ただ旧世紀版をなぞるだけでなく、ちゃんと“今の自分”として作品に向かおうとしてる庵野秀明を思うと嬉しく感じたりもする。10数年前の、まともな食事を摂らず、パンツは一度はいたら捨てて新しいのを買う生活をしていた彼はもういない。結婚して家庭の暖かさを知った男が、それでもなお自分の中にあるヱヴァを本気で形にしようとしている。庵野秀明の作品で、食事シーンがこんな重要なイベントとして描かれる日が来るとは、考え深いものがある。

最期にオタクぽい「オレ知ってるぜ!」な話。アスカのポータブルゲーム機、「何かな?」と思って見てたけど、起動音でワンダースワンとわかり「そうきたか!」とたまげた。株式会社カラーのロゴバックの音が『帰ってきたウルトラマン』、ミサトさんの携帯着信音も『帰ってきたウルトラマン』、居酒屋シーンの刺身がタッコング(うそ)。ボクにとってウルトラマンというと『帰ってきたウルトラマン』なので、色々嬉しい反面妬ましい。あの携帯着信音は、でも過剰にドキドキしてしまって困った。ていうか、アレ超欲しい!はあはあ

 
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  1. 2009/07/02(木) 17:17:17|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

コメント

明日「破」旦那と観に行ってきます。

私にとっては、初エヴァなので
旦那から随分とレクチャーされ
予習もバッチリ・・・。

ここを観て、楽しみになってきました♪
堪能しようと思います。
  1. 2009/07/02(木) 21:36:18 |
  2. URL |
  3. おしるこ #-
  4. [ 編集]

感想待ってましたよ!
>庵野秀明の作品で、食事シーンがこんな重要なイベントとして描かれる日が
忘れてたけど言われてみたらそうですよねえ。確か偏食家でしたもんね。

あとスワンよく気付きましたねー。知人が言ってたんですが、サブタイトルがYOU CAN (NOT) ADVANCEだからGAMEBOY ADVANCEじゃなくて形状の似たワンダースワンが与えられてるという話です。もちろんジョークですけれども。
  1. 2009/07/02(木) 23:29:22 |
  2. URL |
  3. ビジン #-
  4. [ 編集]

CGと手書きの怪しいマッチングは
ポケモン映画で免疫ついてるからダイジョブかな。
最近のアニメで多いよね。

・・・ま、劇場まで観に行けないのが悲しいけど。

今夜のTV放送「序」を心待ちにしていた息子と
かぶりつきで楽しみたいと思います。
  1. 2009/07/03(金) 10:44:08 |
  2. URL |
  3. Mr.sあんぱんまん #-
  4. [ 編集]

>おしるこさん
おしるこさんの感想、楽しみにしてます!ただ、「破」でうまくハマれたとしても次作を期待し過ぎると、谷底へ突き落とされたりする可能性大なのでご注意を!

>ビジンさん
偏食でしかもあまり食事に興味ない人だった気がする…とりあえず、観終わった後ボクの中の宮崎駿は満面の笑顔でしたね。スワン…庵野の思い入れかと考えてたりすると、なんてこたない鶴巻の思いつきだったりしそうで怖いです。

>Mr.sあげぱんまんさん
「序」の時は、ずいぶんその違和感を消す為の努力をしてて、特典DVDでも長々と語ったりしてた気がするのですが、いかにも手間がかかりそうだったので、今回はそこまで時間かけられなかったのかなあ…なんて思ったんでした。ヤシマ作戦に重機がものすごくいっぱい出てくるんだけど、いかにも3DCGなギラギラした感じではなく馴染んでるんですよ~
  1. 2009/07/03(金) 14:12:09 |
  2. URL |
  3. 禿生@管理人 #3un.pJ2M
  4. [ 編集]

フリクリでマミ美が遊んでたのもスワンもどきだった(立て持ちで遊んでた気がする)から鶴巻の思いつきという予想で大正解なんじゃないかなー。
  1. 2009/07/03(金) 16:02:02 |
  2. URL |
  3. ビジン #-
  4. [ 編集]

>ビジンさん
ギョッとして「鶴巻 グンペイ」で検索してみたけど、特に直結するような情報はなかった。
  1. 2009/07/03(金) 16:24:09 |
  2. URL |
  3. 禿生@管理人 #3un.pJ2M
  4. [ 編集]

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