禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻や愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

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崖の上のポニョ

あくまで個人的なアレ、いつもの妄想感想文です。(ネタバレなし)

なんかスゲエな…と思った。「おめえ、こんなこと考えてんのかよ?」と言ってやりたい、宮崎駿に。

いきなり例え話で悪いけど…まず『となりのトトロ』は、子供であるメイやサツキの行動を大人…というか監督の冷静な視点から記録した物語とする。それと比べ『崖の上のポニョ』は、思春期になったメイが子供の頃に体験した家族との生活、そしてその日常に紛れ込んだ非現実的な妖怪との交流…を語っているような物語だと思った。

当然、子供の頃の記憶なので鮮明な部分とぼやけてウヤムヤな部分があるし、やけに都合よく話が繋がったり、大事な場面なのに漠然としたイメージしかないような所もある。でも、その代わり楽しかったとか嬉しかった部分はキラキラと現実以上に輝いて残っており、大きいモノ・強いモノ・変なモノはデフォルメされ現実の何倍も大きくなっていたりする。

宮崎作品に限らず、世の多くの映画は前者…大人の冷静な視点から撮られてるので、理路整然として「誰が何をしたいのか」がハッキリわかるように作られている。しかし、今作は後者…子供の頃の記憶のようにデフォルメの強い、不確かな世界になってしまっているので「誰が何をしたいのか」がわかりにくい…いや、もしかしたらそんなものがあるのかすらわからない。伏線は繋がらず、大人達の考えもわかったりわからなくなったり、全てを理解できぬまま時間が過ぎ、そのまま終わってゆく。

理路整然としたものを期待していた観客は、おいてけぼり感を味わうかもしれないが、うまくノレた人は劇場から帰っても延々とポニョの世界、宗介の街で遊んでいることができる、サイドストーリーを追っかけ続ける事ができるのだ…これはスゴイことだよ!終わらない映画、終わらない物語、終わらない世界…ボクは午前3時過ぎまで寝れずにいた。だって、脳内で終わらねえんだもん『崖の上のポニョ』が…

評論家の感想などをチラ見すると、あまり反応は良くなさそうである。ホントかウソか、とあるニュースでは作品を観た子供達の反応がイマイチで、宮崎監督が落ち込んでいる…なんて話も載っていた。

これは、夢の中にトトロが現れて胸を差し出してくれるような映画だ。何も考えずその胸に飛びつけば、トトロと一緒に空中散歩というスペシャルな体験ができるが、「え、何でトトロ?」「マジで?これって夢?」なんて臆した瞬間、目の前のトトロは泥塊になってしまうだろう。長く愛される作品を多く産みだした宮崎駿は、前作『ハウルの動く城』で試した“全部を全部説明しない”という物語の広げかたが受け入れられた事で確信し「いきなりトトロを突き出しても、みんな飛びついてくれるだろう…少なくとも本能で動く子供は」と考えたのではないかと思う。

コンビニの棚に並ぶレトルト食品や新作スナックと同列に、映画を商品としての優劣でキーキー語る評論家の言葉はともかく、実際の子供の反応はボクも気になる所だ…上記の子供達の反応については「おもしろくない」とか言われたわけでなく「反応がなかった」と書いてあったのだが…もしかして、ボクと同じように「だって、脳内で終わらねえんだもん『崖の上のポニョ』が…」てなのが真相だったら嬉しいな

 
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  1. 2008/07/25(金) 08:08:08|
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