禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻や愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

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JANGO

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映画『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』を観てきた。この、コメディ臭漂うタイトルからして駄作の香りを感じ、正直まったく惹かれない状態で劇場に足を運んだのだが、すっごくおもしろかった。もう一度言おう、すっごくおもしろかった。ストリーについては、公式サイト等でさらりと読み流していただくことをオススメするが、数ある映画の楽しみの中でこの映画に関して特に強く感じたのは以下の2つ。

 ・観た後、チャンバラとかガンマン(ごっこ)をしたくなる。
 ・観た後、この映画について誰かと語りたくなる。

この2つがあるだけで、観る価値はあると思う。観てる最中どんなに興奮できる作品であっても、劇場を出た後にスッと忘れることのできるものはちょっと物足りないし(そういう作品が好きな人もいるだろうが)、善かれ悪しかれ語る事がたくさんある作品てのは観た後も自分の中でどんどん膨らんでくれて楽しい。

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ボクは、それほど映画好きというわけでなく「どんな映画が好き?」と聞かれても「いろいろ」と答えてしまう程度の人間で、いわゆるハリウッドの大作映画も好きなんだけど、そのハリウッド大作映画をマネた邦画って80年代からズーーッとあったでしょ?例えば、リターナーとかリターナーとかリターナー…いや、ちょっと他に名前出てこないけど、VFXをそれなりに駆使していて、制作費数億円!とかいうふれこみで「演技大丈夫なの?」みたいな2枚目俳優が看板はって、予告編とポスターだけはべらぼうにカッコイイのに、実際の作品観たら学芸会でした…みたいなの。や、役者うんぬんというより、お金のかけかたの中途半端さと、カット割りのテンポ…つまり編集のレベルかなあ?が、とにかくハリウッド映画に1/10も届いてないのに「ハリウッドと並んだ!」みたいなコピー打っちゃうような、VFXも「一番カッコイイとこは予告編で流れてたとこだけ」って監督が後ろでペロッと舌出してるような映画。そういうのを今まで何度も砂を噛むような思いで観てきたので…やっと、やっとこの映画で届いたんじゃない?と、やっとお金と編集でハリウッドと並べる邦画が作れたんじゃない?みたいな「積年の恨みを晴らしてくれた」ようなものを感じてしまった。

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ただ「ハリウッドと並べる」と言ったものの、英語がね…この映画は全編セリフが英語なのだが、メインキャストの数名はそれなりにしゃべれているものの、出番の少ない俳優、特にファーストシーンにゲストっぽく出てた香取慎吾の何ていうか、チャン・ドンゴンの日本語「あなたのことが、しゅきだかだ~!」レベルな発音は実にアレな感じで、英語圏の観客が見たら内容ウンヌンの前に気まずくて席を立っちゃうのではないだろうか?くらいであったりするのだ。でも、字幕映画なんてありえない英語圏…というか、アメリカにメイドインジャパンの作品を(吹き替えなしで)売りたいと思ったら、やっぱり英語でしゃべっちゃうしかないんだよな。自分の作品を、吹き替えして売るか、リメイク権を売るか、英語で作っちゃうか…考えた末の結論としては仕方ないのかもしれない。

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他にも語りたいことはいっぱいある(以下ネタバレ含)。伊勢谷友介の刀さばき、銃さばきのカッコ良さ。夫を殺した男に襲われて泥の墓場を転げ回ったり、泣き崩れる息子を見ながら犯されたり、最後も死の際だというのに息子の前で死姦されそうになったりと、いわばこの作品の陵辱シーン担当の木村佳乃が後から考えてみれば胸のひとつも露出してない事にビックリ。深みの感じないヒーローの描き方に比べ、悪役のバラエティで生き生きとした描かれ方。桃井かおり、石橋貴明などアクの強い役者の使い方のうまさ…あと、山形でかなりロケをしてるんだけど、これが実に良かった。どうせ田舎だったらどこでも良かったんでしょ?ぐらいに思って観たのだが、ちゃんと山形だった!特に「このシーンだけ海外ロケ?グランドキャニオン?」なんて思ってた場所が、別アングルから写ったら蔵王のお釜だった時の驚きといったら!や、映画館に観に行けとは言わない、DVDがレンタル屋に並んだ時にボクがどうこう書いてたのを思い出していただければ幸い…伊勢谷友介いいよ~輝いてた頃の窪塚洋介みたいだった。

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しかし、タランティーノはこの作品にどこまで関わっているんだろう?ネットで調べた限りでは「三池監督が直接アメリカまで行って出演交渉してきた」くらいの情報しかないが、明らかに『キルビル』を意識してる本作…監督が「あんたが日本の仁侠映画が好きだったように、俺もマカロニウエスタンが好きだったんだ。キルビルに対するアンサーを作らせてくれ!協力してくれないか?」くらいの事は言ってそうな…つい、そんな妄想が広がってしまうのも楽しい。にしても、タイトルが最悪…それだけが残念!

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  1. 2007/09/16(日) 12:12:12|
  2. 感想文
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5

コメント

そっかー。面白いのかー。
DVDがでてから・・・と思っていたけど、劇場に観に行っちゃおうかなぁ。
息子(小2)が観たがってるんだけど、どうでしょう?
  1. 2007/09/17(月) 13:25:11 |
  2. URL |
  3. Mr.sあんぱんまん #-
  4. [ 編集]

ジャンゴ、結構話題作ですよね。
全編台詞が英語だってのは知ってましたが、日本人が英語使うのってちょっと違和感があるんですよ。(笑)
あと、主役の伊藤英明があまり好きでない…(^^;
  1. 2007/09/17(月) 17:35:01 |
  2. URL |
  3. ケー #-
  4. [ 編集]

>Mr.sあんぱんまんさん
いんや~ヌードシーンこそないし、胸を揉みしだかれたり等のわかりやすいエロ表現を避けてるのでR15にはなってませんが、伊藤の股間に顔をうずめた木村が何かをピチャピチャと愛撫してるカットとか、上にもチラッと書きましたが木村が後ろからガンガン突かれながら、窓の外でチンピラ風情にこづかれている自分の子供の姿を見ながら涙するとか、ねえ…ちょっとドギついシーンが多いので小学生にはオススメできません。

>ケーさん
もちろん違和感ありまくりですし、ボクも伊藤英明は好きではありません。でも、何故かおもしろかったです。
  1. 2007/09/18(火) 10:58:15 |
  2. URL |
  3. 禿生@管理人 #3un.pJ2M
  4. [ 編集]

すごい見たい映画です。そうかやっぱりおもしろいかー。うれしいなー。
他の三池作品が気になるようでしたら『Dead or Alive』がお勧めですよ。シリーズ物ですが、まずは一作目です!ラストシーンが衝撃的ですよ。かなり昔の作品ですけど、初めて見たときあまりのことに三日寝込みました。

タランティーノは単純に三池監督のファンで、「出させてくんない?」みたいな感じで出てるんじゃないかなー。
  1. 2007/09/19(水) 00:54:02 |
  2. URL |
  3. ニット #-
  4. [ 編集]

>ニットさん
三池監督の作品て何本か見たことはあるのですが、あまり好きではなかったんですよ…テンポというか編集がいかにも邦画な感じで。でも、今回は全然雰囲気ちがったんで「あら?」と…三池監督ファンの方がこの作品見たらどう思うんだろう?意外と違和感なかったりするのかなあ?興味あります。
  1. 2007/09/19(水) 14:25:43 |
  2. URL |
  3. 禿生@管理人 #3un.pJ2M
  4. [ 編集]

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