禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻や愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

オレとオマエと変動重力源

『新世紀エヴァンゲリオン』がパチンコ台になり注目され、10年前とはちがう層のファンが増えて話題になっているが、そのエヴァの監督である庵野秀明が1988年に初監督したアニメ作品が『トップをねらえ!』である。当時流行っていたハリウッド映画『トップガン』のアクション要素と、往年の少女漫画『エースをねらえ!』のスポコン要素をミックスさせたストーリーをベースにして、アニメファン好みの美少女とロボットを配置させた作風はマニア受けし、OVA(オリジナルビデオアニメーション)としてそれなりの成功を納めたが、TV放送のないビデオ作品はマニアックなファン以外には届くことはなく、この時点ではあくまで「オタクのみぞ知る名作」の中の1本に過ぎなかった。しかしこの後、庵野秀明は『ふしぎの海のナディア』そしてエヴァと次々作品をヒットさせ、その度にトップは新規ファンに注目され、LDセット、DVD-BOXと形を変えて再販されては人気を高めていった。そして2004年、「まだまだトップは金になる」と踏んだのであろうGAINAXの算段の下、エヴァの助監督を経て『フリクリ』の監督で評価を得た鶴巻和哉を庵野に変わる監督として迎え、『トップをねらえ2!』は始まった。

top2-1.jpg

そして2年の月日が流れた2006年夏、全6巻に渡り発売された『トップをねらえ2!』は完結した。数カ月ごとにポツリポツリと発売され、その都度ハラハラドキドキしながら見続けたが、まあ…とにかく終ってしまったのだ。前作をリアルタイムで見ており、大きな思い入れをもっていたボクとしては、全く雰囲気を変えた世界観やキャラクターがどこで前作とリンクするのか?それとも全く違う世界の話として終わるのか?何よりそれが気になり続けた2年間だったのだが、最後の最後で、ああ…もう「ありがとうございました」っていうか「それやられたらもう負けです」みたいなシーンを見る事ができたので、涙しながら成仏することができました。

top2-2.jpg

しかし、不満がないわけではない…細かいそれらをチマチマ拾い集めてグチるのもアレなんでザックリ言わせていただくと、前作は公のために個である己を殺し戦火から国(人類)を守る“特攻隊”の話だったのだが、今回は「人類のため」とセリフには出てきても、実際戦っている主人公達と人類(=一般市民)との接点はあまりに薄く、守るべきものや、戦う意味がどんどん己の内へ内へと入っていってしまい、見る者が物語に感情移入してくるのを避けるようにして逃げて行ってしまったような印象を受けた。エヴァ以降に見受けられる、外敵よりも自身のトラウマとの戦いを重視する雰囲気や、それでも好きだったフリクリを見てるだけにこうなるのはわかってはいたが、これではトップじゃなくても…あ、いや、だからこそトップに繋がるってのがいいのか…いやしかし、うむむ

top2-3.jpg

トップ2で良かったなあ…と強く心に残ったのは、音楽の使い方。やはり、宇宙を舞台にしたSF作品にはオーケストラがよく似合うし、劇場版『銀河鉄道999』を彷佛とさせる情緒的な旋律はドラマをグッと盛り上げてくれていた。6話を通して、いくつかの印象的なメロディーがアレンジを変えて流れてくれるのも、芸が細かくて嬉しい。戦闘シーンだからといって激しい曲を流さず、わざと優雅な曲を聞かせたり、OPやEDも各話ごとに扱いが変わったりと(5話のEDはどうかと思うが)、多くのアイディアが注ぎ込まれ、これによって作品に良いテンポができあがっていたように思った。ラストシーンの曲の繋ぎも美しい!「10年後」というテロップの後、ラルクのシルエットのバックにちょっと不穏なシーンで流れるメロディを使い「ん?」と思わせておいて、宇宙港のチコのカットからカメラがラルクに戻ると、前作のラストシーンのメロディーが不意を突いて聞こえてきて…って、多くの人はこれで涙がドッと溢れちゃうっていう(もちろんボクも泣きましたけど)、アレにはやられたなあ

top2-4.jpg

そこまで色々「おいおい…」って気持ちがありながら、最後に号泣してしまうってのはボクが思うに、10年以上前に自分が好きだった作品がこうしてリスペクトされるのって、やっぱ嬉しいし感動するんだよね。だから(前作と新作との係わりが)どうなるかわからん…ていう内心のドキドキがありつつも「普通に新作アニメとして楽しいんじゃない?」なんて平気な顏して2年間を経てきて、最後の最後でないがしろにされてなかったって事を知って涙がゴーーーッって、だからアレは嬉し泣きだと思いますよ。「ありがとう!」っていうさ、自分の好きだった作品には、それを見ていた時の自分が投影されてるから「それを認めてくれてありがとう!」で、涙が…まあ、そこらへんのアレは人それぞれなんでしょうけど、ボクはそういうふうに思いました。

top2-5.jpg

というわけで、今後はまず9月発売のサウンドトラックはもちろん買いですわな。そんで、10月公開の映画が当初は秋葉原1館のみだってんで諦めてたんですけど、新潟でもやるみたいなんで行かねばならないかな…という、や、これはカミサン次第だな。この日記を見てトップに興味をもたれた方は是非、レンタル屋のアニメコーナーで手にとっていただくなり、バンダイチャンネルで配信(有料だったり無料だったり)されてたり、You TubeにもUPされたり削除されたり見え隠れしているので各自調査の上ご検討くださいませませ。

 ☆ トップをねらえ2!公式サイト
 ☆ トップをねらえ2!劇場版(10月公開)
 ☆ トップをねらえ!&トップをねらえ2!配信中(バンダイチャンネル)

 
 
関連記事

テーマ:アニメ - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2006/08/29(火) 21:21:21|
  2. 感想文
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://dondonyaki.blog38.fc2.com/tb.php/116-83917683
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad