禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻や愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

CBJAM'2012

アジアン雑貨屋台用の荷物をクルマにぎっしり詰め込み、会場に向かいながらジュンと話していた。地方ならではなのだろうか?こういうイベントだけでしか会わない友達というのが、結構たくさんいる。青空の下、音楽聴きながらビールでも飲めたら最高!そーいう機会があり足を運ぶと見知った顔が…酔いにまかせて挨拶し、なに話すわけでもないが何度か会ってるうちに友達になってる。酒を持ってれば「ま~どうぞどうぞ」とグラスに注ぎあって乾杯、タバコが無ければ「1本ちょうだい」と平気で言えちゃう…普段どこで何してる人か詳しくは知らないけど、妙に気が合う…というか、顔合わす時はこっちもむこうも必ずニコニコしている。

P8160239.jpg

都市部だとイベントの数も多いしとにかく人が多いから、少しくらい趣味趣向が似通っててもスタッフだったり出店者じゃない限り「おや、また会いしましたね」という事は少ない気がする。どちらがいい悪いかは色々なのだろうが、CBJAMではそんな風に「久しぶり!」「元気だった?」と数カ月ぶり、もしくは「去年のCBJAM以来だね」みたいな仲間がたくさんいるので嬉しい。2年ぶりの笠原さんは、かわいらしい婚約者を連れて来て紹介してくれた…2人共ニコニコしていて可愛らしくてしょうがない。

P8160251.jpg

屋台を作り、開店準備してるジュンをチマチマ手伝いながら、店の裏でポチくんとタッシーにビールを渡し一足先に乾杯しちゃう。前週あたりから秋の空気が漂い涼しくなってきたが、今日は暑さがぶり返したかのように感じる…苦いベルギービールが爽やかに感じられ美味しい。いつものように『maqaroni』の演奏で雰囲気が上がり、夕暮れが深まると共にお客さんの数も増えてくる。ジョッキを片手にフラつけば、あっちこっちに知った顔があって破顔一発「乾杯!」となる。酔作チームとも固い握手で挨拶。ジュンの『毛玉工房』にも、馴染みのお客さんやTwitterで出店を知り駆け付けてくれた方達で賑わっている。

P8160256.jpg

軽い気持ちで『ひとり屋台村』のタコ焼きを手伝ったのが運のつき!行列できちゃって参った参った!巻き込んだポチくんと大汗かきながら、タコ焼きをひっくり返しまくった。今までずっとヒデちゃんに「店、大変だったら手伝うから言ってね~」と吹きつつヘラヘラ酒飲んでたバチが当ったのかもしれん。買おうと並んでたオバチャンが、列から抜け「見てらんないよ」と入って来て、かなり長いこと一緒に焼いてくれた…後から皆に「あのオバチャン誰だったの?」と聞かれたが、知らないんだよ、見ず知らずの祭り好きなオバチャンだったの。

P8160261.jpg

ステージには、伝説のヒーローが現われ(本人が「僕と今夜会ったこと絶対にナイショだよ?」と言ってたので詳しくは書けないが)毎年恒例巨大キャンプファイヤーに火が灯され、サプライズの打ち上げ花火に皆が感動し、ステージの演奏もこの夜一番のピークを迎える。思わずタコ焼き係を放り投げ、iPhoneのカメラを起動させながらステージへと走った。



どうよ、この感じ!サイコーに気持いい!半裸になって踊ってる人も遠巻きに眺めてる人も皆笑顔だ。おそらく今までのCBJAMで、一番盛り上がってる瞬間では?凄いぞ!スゴイ!と、テンション上がり過ぎ&タコ焼き係疲れ過ぎでフラフラになり、珍しく泥酔する前にダウン…珍しく0時前に寝袋の中へ…何分寝てたのか、気持良く聴こえてきたのは、キャンプファイヤーの傍らで演奏する半田くんの歌声。テントの天井から覗く星空を眺めながら、ボンヤリと聴く「明日を待っている僕の元に何か♪贈り物が届けばいいなあ」



音楽業界の衰退が叫ばる昨今、レコード会社の利益減少を世間と音楽の関係が薄れているかのように語る声もあるが、こうして所謂メジャーレコード会社の手を介さずに、自分が本当に作りたい音楽を自分の手で作り、安価な自主製作盤として、又は身近なライブを通して人々の元に届けようとしているアーティストは少なくない。祭り囃しが誰の物でもないように、この夜演奏された音楽はすべて“この場にいる人達だけの物”だった。デパートの商品棚からCDが消えゆくのは悲しいむべき事なのだろうけど、そうして音楽は“企業の物”でなく、アーティスト自身が紡いだ輪の中にいる人達の掌へと帰ってゆくのかもしれない。テントから出ると、たくさんのロウソクが幻想的に輝くその先に、半田くんの音楽に身を委ねる人達のシルエットが揺れていた。

IMG_2370.jpg

最後の出し物は、毎年恒例となった感のあるジュンの『童話朗読』。Takさんに手招きされ一緒にワインをラッパ飲みしながら聞いていると、かわいらしい女の子が「隣いいですか?」と座ってきた。何故かボクにピタッとくっつくとジュンを指差し、「あの娘、あんなカワイイのに酒豪キャラなんだよ~おもしろい!」と言って笑う。うん、よく知ってる。写真を撮っとかないといけないなと立ち上がり、しばらくして戻るとかわい子ちゃんは、Takさんのヒザ枕で寝ていた。ホントにジュンの朗読で寝てしまった姿に笑った。ヒデちゃんの特製中華そばをいただき(おかわりまでして)再び寝袋に戻った。

IMG_2378.jpg

深夜3時頃にマイクを使って怪談話をする声が響く…誰がやらせてんだよ?と一瞬ムッとするが、こういう脱力するような事象がCBJAMを深刻なトラブルから遠ざけてくれているんだと、割と真剣にボクは思っているとこがあるので「そっかそっか、今回はコレか」と無理矢理納得し、とりとめのない怪談に耳を傾けた…逆に怖くなるくらい怖くない話しだった。

最初は単なる内輪だけの“ロックフェスごっこ”だったCBJAMだが、年々動員が増え特に今年はかなり地域の目を意識した『町のイベント』としての側面が強化されたお祭りになっていた。元々、河原でバーベキューしてる男女仲良しサークルがあれば、森の影から覗き見ては「ケッ」と悪態ついてたような実行委員のクセ者達が、果たしてこの変化の中でも結束乱れずに事を成し遂げられるのだろうか?地域の気難しい大人達やお客さん気分で集まってくる人達に気分を害し「俺はオメーらのためにやってんじゃねえ!」とケツをまくってしまうメンバーがひとりくらいいるのでは?と密かに危惧していたのだが、開けてみれば何の事はない、今まで見た事ないほど実行委員メンバー全員が働き、走り回っているではないか!ボクなんかが想像してた以上に、彼等は大きくなった自分達のお祭りに誇りを持ち、責任感を抱えて各自の役割を全うしようと頑張っているのだった。

何だか俄然“これから先”が楽しみになってきた。こないだの芋煮会で会った樹くんは、すでに来年の算段を語りはじめていた!来年はさらにCBJAMを進化させると目を輝かせる彼に皆が好き勝手言って爆笑している。今までもそうだったように、来年もまた何かの【縁】で繋がった仲間が全国…いや、ここ数年外国人の参加者も多いから世界中?から、名前くらいしか知らないけど毎年笑顔で乾杯してくれる友に会いに、山形の森の中へと集まるのであろう。それが、どれほど素敵なことかボクは知っている。
 
スポンサーサイト
  1. 2012/10/05(金) 22:22:22|
  2. 感想文
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

『私的標本 捕まえて食べる話』

hyouhon1.jpg

毎年山形に遊びに来る友人でフリーライターの玉置豊が、『私的標本 捕まえて食べる話』という本を出した。彼が寄稿している人気サイト『デイリーポータルZ』や、開設して10年になる個人サイト『私的標本』で過去に扱ったレポートを、この本用に書き直して自費出版で作った本だ。10本のお話しの合間には短いエッセイがあったり、表紙の消しゴム判子イラストを描いてる渡辺なおさんによる漫画も載ってたりして「ちゃんとした本!」になってるのが素晴らしい。自費出版というと、とかく「書きたい事を書きました!」「出しました!」になりがちだが、この本において玉置さんはキチンと編集者の役もこなしており、繰り返すようだが「ちゃんとした本!」になっておりますので、そこんとこご安心くださいませ。A5判112P、カラー写真ページもある!税込1260円。

hyouhon2.jpg

友人なので許されるであろう事を前提に、身もフタもない評し方で言うと“昔の椎名誠のような本”である。椎名誠が仲間達とアウトドアライフを楽しみ、くだらない遊びに興じる姿にワクワクした事のある人にはピンとくるはず。もちろん玉置豊は椎名誠ではないので、人間性から文体から全然ちがうわけだが、「アウトドアライフを楽しみ、くだらない遊びに興じる姿勢」には同じテイストが漂っている。しかも、椎名誠の本より写真がうんと多い(そこかよ)!想像してみて欲しい、この本が自宅のトイレに置いてある…毎晩1話づつ読んでく悦び!たまにエッセイがあったりする小さな嬉しさ!通勤の電車の中で読み込み声を殺して笑い、改札を抜けながら「今週末、久々に釣りに行ってみるかな」と思い浮かべる…そーいうワクワクを、この本は与えてくれる。

hyouhon3.jpg

ボクもブログに書いたジュンと3人で肌寒い秋口にウチダザリガニを探し求めたエピソードも掲載されている。八つ目鰻エピソードの舞台は寒河江、捕れるよと教えてくれたマスターの店は七日町と山形の人にもニヤリとできる要素は多い。

中野ブロードウェイにある『タコシェ』という特殊な本屋をはじめ、色々「そんなとこで?」という場所で売ってたりしますが、詳細については玉置さんのブログをチェックしてください。通販も『タコシェ』で行っております。

hyouhon4.jpg

個人的に心に残ったのは、両親の事を語った短いエッセイ。玉置さんの文章を読んだことある人なら何となくわかるんじゃないかと思うが、基本的に冷静で物事を客観的にとらえ記録してる男で、あまり家族のことや自分の内面について語ったりしないのだが、このエッセイではちょっとセンチメンタルな自分をさらけ出している。こーいうのをチラチラと…この先、玉置さんが何冊本を出すかは判らないが、嫁さんとの馴れ初めや娘の事など、書いてってくれる事を願って止まない…ていうかボクが読みたいので、小出しでいいから書いてくれ。
 
  1. 2012/09/11(火) 17:17:17|
  2. 感想文
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

蔵王龍岩祭2012《2》

《続き》

ステージを満喫し、すっかり汗をかいてしまったので「温泉で流してこようぜ!」と、しゅんとポチくん男3人で温泉街の公衆浴場へ…濃厚な硫黄の湯を堪能!しゅんは最初「熱い!熱い!」と言ってたが、最終的には我々が「それ以上入ってると湯当たりして、お母さんに叱られるから…」と説得しないと上がらない程気に入って浸かってた。

ロッヂイザワに戻ると『Lounge439』が始まっており、踊ってるお客さんもチラホラ…Nonsence-Izawaさんが「これから出番なんで、BEEくんと店番お願いできませんか?」というので快諾。芋煮の鍋の前でBEEくんと酒を売り、Takさん自作のサングリアを飲んだりヘラヘラやってると、打ち上げしてた“越路姉妹”のメンバーの皆さんが『Lounge439』に!女装してないとイケメン揃い!ボクは店番しつつだったし…緊張しちゃって、緊張しちゃいまして、緊張しちゃいましてまして、失礼な事にあまり同席できなかったんだけど、ジュンがガッツリお話ししていた。

その間も知り合いがドンドン現われる…CBJAM関係の仲間や、Nonsence-Izawaさんを通じて知り合った友達、で、目の前にはファミリーであるポチくんとなおなお母子にジュンがいる!そして、よう子さんが「オト~ヤ~ン」と手を振り、和子さんがこっちを指差しジュンと何かを話して笑ってる…ふう、リアクションに困るぜ。そうこうしてるうちに店内は大混雑!冷蔵庫の缶ビールは売り切れてしまい、店奥のDJブースがある方から踊ってる人が溢れだしてきている。

ryuu21.jpg

相変わらずBEEくんと戯れていたら、ふと入口のドアを開けた男性に目がいった…以前仲良くしてたけど、揉め事あって疎遠になってた友人…会ったの8年ぶりとかかな?目が合って、ハッとなって、バッと握手して、ガバッとハグしてた。嬉しい。しばし、近況を語り合う…ジュンの事も心配してくれていた。昔のように仲良く…とは思わないが、こうしてどこかで会う事もあるだろう、そういう時に気まずくはなりたくない。まだ、クリアしなくちゃいけない問題は小さくないが、ハグできただけで互いに気持ちは通じ合えた。

Nonsence-Izawaさんの90分のステージが終わり、店番ヘルプ終了!よう子さんが待っててくれたので、隣の席に座り色々お話しさせていただく。恐縮してしまって、聞きたい事もまともに聞けないようなフニャフニャ星人だったが、共通点や関わり事など“縁”が強くて驚いた。今月末、また上山にライブに来るというので(なんと『かかし祭』の『かかしde音楽祭』に出演するとのこと)、その時にまた飲む事を約束し一緒に写真を撮っていただき、よう子さんは部屋に戻って行った。

ryuu22.jpg

結局、そのまま『Lounge439』で1時過ぎまで飲んでいた。最後、ベロベロになったポチくんが初対面の髭の男性に「何かあったらオレここの305に泊まってるんで、来てください!」と熱弁してたのが、おもしろかった(言われた男性は「うそ〜又そんな事言って〜」とニコニコしてた)。部屋戻って、歯みがいてバタンキュウ!

翌日、ボクは昼過ぎまで二日酔いでグッタリ…ポチくんは朝イチで山を降りて仕事に向かった。偉いナア~

ロッジイザワのレストランでカレーライスを食べて、どうにか胃を動かす。部屋を片付けチェックアウト、車に荷物を詰め込み徒歩で温泉街までテクテク…昨日は素晴らしい晴天だったが、今日は曇天で雨がパラパラ降ったりドシャッと降ったり…嫌な感じ。奥村で中華そばをすすっていたら本降りの雨がザザザーーッときてしまう。夕方からの知久くんのライブ、楽しみだったがこの雨の中小学生を含む4人でズブ濡れは悲惨だな…と「諦めて帰ろう」宣言をして、皆の了解を得るが店を出るとスッと止んだ。「じゃ、会場まで行ってみっか?」「ちょっと待ってみっか?」「あっち覗いてみっか?」と、どうにかこうにか時間をつぶし、ついに夕方!

念願の知久寿焼さんのステージ…良かった!スゲエ良かった!唯一無比なアノ佇まい!アノ歌声!時間がたつのを忘れるような濃密な空間を満喫させてもらった。昨日の“越路姉妹”の時に最前列左端で踊ってたEXILEみたいな人も、知久くんの音で激しくEXILEぽいダンスをしていた。自由だな!おまえ意外に自由だな!知久くんがMCで「これくらい涼しいと過ごしやすくていいけど、夜は寒くなるのかな?」と聞いたら「そうです」みたいな小さく応える人の声をかき消すように、EXILEが妙に通る声で「そうでもねえ」て言ってたのが笑った。知久くん「あ、うん、え?へえ…」みたく変な感じになってた。

ryu2012sai8.jpg

最後の曲でまさかのドシャ降り!知久くんが思わず「無理しないでいいから、みんな屋根のあるトコに行って」と言ったら、ステージ近くの人達は(ステージには屋根があったので)ステージにピタッとくっついて、つまりガブリ寄りみたいな距離になった。みんな知久くんの曲を至近距離で聴けて「ちょっとラッキー☆」みたいな感じだったけど、EXILEは何故かステージの上で片ヒザ抱えて座っていた。ホントに自由だな!

どうにか曲が終わり、ステージ後方の屋根がある場所で半田くんたちと「いや~良かったね」なんて話してたたら、ミツオくんがちゃっかり知久くんの著作を持って来ていて「サインもらいに行く」と言うので、後ろから写真撮ってやろうと付いて行った。見事ミツオくんはサインをもらっただけでなく、ビックリするような言葉を「サインと一緒に書いてもらえませんか?」と頼み、知久くんもビックリしてたけど書いてもらい一緒に写真も撮ってもらっていた。何を書いてもらったかは、ミツオくんの宝物だろうからここに記すわけにはいかぬ!そんな気はなかったのだが、ジュンが「あたしたちも一緒に撮ってもらおう!撮ってもらいたい!」と言うので、3ショットを撮っていただいた。ミツオくんのおこぼれをさずかった気分である。

ryu2012sai9.jpg

帰り道、しゅんが「月が見てた♪月が見てた♪」と知久くんの歌をくちづさんでいて嬉しい気持になった。ジュンとなおなおと3人で「帰らずに見てって良かった」「危なく帰るとこだったね」と笑った。

ryu2012sai7.jpg
 
  1. 2012/09/07(金) 18:18:18|
  2. 感想文
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

蔵王龍岩祭2012《1》

ryu2012sai10.jpg

蔵王温泉で毎年開催されている『蔵王龍岩祭2012』に行って来た。去年から会場が温泉街に近い上の台ゲレンデに移動になったのだが、上ノ台といえば毎年新年会にお招きいただいているロッヂイザワの真ん前!今年はロッヂイザワのレストランで、酔作メンバーが『Lounge439』を催すというので、これはヤバいだろう!と泊まりでガッツリ飲みに駆け付けた。

龍岩祭は、入場無料のフリーフェスであり、所謂大物アーティストみたいな人達がバンバン出演するわけではないが、クセ者系のバンドやシンガーが多く、2年前にも“越路姉妹”という素晴らしいバンドに巡り会ったりしてたのである。今回はその“越路姉妹”とパスカルズの“知久寿焼”さんを楽しみに訪れたのだが、やはり新たにカッコイイバンドを見つけてしまった。“EL SKUNK DI YAWDIE”というギターボーカルとパーカッション(カフォン)2人組の岩手のバンドだ。ラテンでロックでジャジーでロカビリー、演奏はセッション要素が高くフリーキーだが歌メロはキャッチーで、ボーカリストの声質も南佳孝やスガシカオを彷佛とさせる「いい声」なので、観客の耳を飽きさせない。ギターのリフにのせて「俺達、リハーサルもやんないしセットリストもありません」と見栄切るカッコツケも悪くない。終演後「良かった!」とテンション上がったポチくんと一緒に、メンバーの方に声をかけ自主製作CDを譲っていただいた。

ryu2012sai1.jpg

芝生に座り青空を見上げ、夏の終わりの陽射しに照らされながらビールをあおって、大音量の音楽を楽しむ…たまらん!と思いつつ、この時4ケ所ばかりブユに刺され翌日から酷い痒みに苦しまされる。やっぱ、山をなめたらイカン…短パンなんか履いてたらアカン!

ryu2012sai2.jpg

空が夕焼けに染まり出した頃、ジュンが「オトウヤン…どうしよう!」と言うので何かと聞いたら、“越路姉妹”のボーカルよう子さんが、出番直前だというのに我々に会いに来ると言うではないか…実は、Twitterの越路姉妹アカウントをフォローさせていただき、馴れ馴れしく声をかけさせていただいたりしてるうちに仲良く…というか、よう子さんがジュンのブログを読み込み我々に思い入れを持ってくれ、しかもバンドメンバーにまで布教してくれてるとか…

遠目でもハッキリわかる全身ラメドレスで金髪ウイッグのよう子さんが、ステージ脇からファンの女子の輪を裂き、キラキラと夕陽を反射させながら傾斜を上がってきて「オトウヤン!会いたかったわ!」とハグされる衝撃!何故この時の光景を動画撮っといてくれと誰かに頼まなかったのか、冷静な今は後悔しているが、ビビった…よう子さんは我々の隣にストンと座り、ボトルビールではじめましての乾杯!「ライブが終わったら、一緒に飲みましょう!」と言っていただいたりしたが、こちらとしたら半信半疑…そりゃそうだ、今までステージ下からポカンと眺めてた我々が声をかけていただけるなんて思ってもみない事だ。二言三言会話してるうちにステージから「よう子さ~ん!マイクチェックお願いします!」と声がかかり、「じゃあ、また後でね!」とラメドレスの裾をたくし上げ、筋肉質の足をむきだしにするとよう子さんは「ドドドドド…」て感じで、ステージへと駆けて行った。

ryu2012sai4.jpg

2年前の龍岩祭、去年の上山城JAZZフェスに続き3度目の“越路姉妹”は相変わらず素晴らしかった。ギタリストが2人になり、以前はバッキングやソロはもちろんフロントマンとして歌い踊り、よう子さんのMCへツッコミ入れつつチューニングをして(しかも上山城の時はストラップが切れたりして、さらにワタワタ)…だった和子さんだが、負担が減り、その分アクションが大きくなってプレイにもメリハリが出て、グッと良くなった。和子さんが敬愛するランディ・ローズを彷彿とさせる白いレスポールカスタムと極太ストラップも似合っていた!

ryu2012sai6.jpg

新しいギタリストの雪路さんもギターの腕はもちろん、いい意味で女装が似合わない方で(メイク落とした後にお会いしたら、とてもイケメンでした)実にナイス!よう子さんも伸び伸びと…気真面目でつい苦悩と寄り添ってしまうよう子さんが、鬱屈とした業を引き裂くように歌い咆哮する声は、やはり影のある日式昭和ブルースの香り漂う“越路姉妹”の音楽と渾然一体になって、夜の蔵王山頂へと響いていった。

ryu2012sai5.jpg

フリーフェスだから、単に“越路姉妹”のファンだけでなくフェス自体のファンや、EXILEみたいな人や、ただ酒飲んでブッ飛んでる人もたくさんいたけど、とにかく皆その場で“越路姉妹”にノックアウトされて、腕を振り上げ踊っていた。ステージ脇のたいまつ前で、女装というか…メリハリの効いた巨体のオカマって感じの方も情熱的に踊っていた(てっきり、よう子さんの仲間かと思って後で聞いたら「知らないわよ~」と言ってた)。とにかくみんな笑顔で踊っていた。そして、ステージ上のメンバーが一番笑い踊っていたのが眩しかった。

ryu2012sai3.jpg

《続く》
 
  1. 2012/09/05(水) 00:00:00|
  2. 感想文
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

CBJAM'2011 写真

CBJAM2011_23.jpg

『チェリーボーイジャンボリー2011』無事終了致しました。今回は会場変更という事で色々と不安もありましたが、代表3名をはじめ、実行委員会のみんなの頑張りとラッキーでひょいと乗り越え、例年以上の楽しい時間を造り出す事に成功していたと思います。CBJAMのパスをぶら下げていたすべての人に「おつかれさま」「ありがとう」と言いたい。「言いたい」とかいって、撤収の時に酷い二日酔いで誰にも挨拶せず帰ったボクなわけなのですが…スイマセン

CBJAM2011_21.jpg

今年は、なおなおがジュンと一緒に毛玉工房の店番をやってくれたので、ボクは思うぞんぶん徘徊し写真もたくさん撮ったので、ペタペタ並べてみたいと思います。

  【“CBJAM'2011 写真”の続きを読む】
  1. 2011/09/30(金) 20:20:20|
  2. 感想文
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
次のページ