禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻や愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

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Bogey man

禿生という名前を長いことネットで使っています。「何でそんな名前?」とたまに聞かれることもあるのですが、特に思い入れがあってつけた名前ではなかったりします…初めてインターネットというものに接続する!という手続きの中にアルファベットのニックネーム(?)的なものを入力せねばならず、考えなしに「namahage」と入れたらもう使ってる人がいるらしくNGで、「マジかよ?」と薄笑いを浮かべつつナマハゲのアナグラムである「hagenama」と入力したらもちろん使ってる人などおらず、結局その「hagenama」と長きに渡って付き合うこととなったのでした。そんなわけで、いつか本家のナマハゲ様へ挨拶に行かねばと思いつつ幾年月…やっと会ってくることが出来ました。

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秋田県の男鹿半島に入ると、いたる所にナマハゲモチーフが!

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岩手の遠野なんかもそうですが、こういう妖怪の類を観光キャラに仕立ててしまうのには正直違和感を覚えます。

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個人的に「日本のブギーマンは鬼だけど、東北のブギーマンはナマハゲ!」という想いがあるので、怖い存在であって欲しいのです!

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でも、結構どれも良いデザイン。

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「高原の森美術館」て感じの趣ある建物だが、ナマハゲ博物館でもある『なまはげ館』…ちょっと意外でした。

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なまはげ館のポスト、かわいいけど茶化されてはいないデザインのキャラクター。

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館内は、当たり前ですがナマハゲづくし!

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それほど広いわけではないですが、15分程度の映画なども見れてナマハゲ基礎知識がきっちり学べます。

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仮面に関する展示などもありつつ、やはり圧巻は最後の展示である地区ごとに結構ちがうナマハゲ全員集合!

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展示室にナマハゲの怒号がエンドレスで流れる異様な空間で、じっくり多種多様なナマハゲと向き合います。写真の向かい側にも倍以上のナマハゲがずらり。

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しばらくして目が馴れてくると、怖い度が高いナマハゲは前列に…

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後列には、「えっ、あなたは誰?」みたいなナマハゲも混ざってたりします。

で、ひと通り見終わって「さあ、帰ろう」となったのですが、ジュンが「やっぱり隣も見てえなあ」と言いだした。隣には『男鹿真山伝承館』という仰々しい名前の施設があって…別料金なのですが、まあそこでナマハゲ体験ができる!という、実際に演じてくれるのを生で観れるわけなんですね。ボク的にはなまはげ館の映画で一連のアレは見たからもういいんじゃない?って感じだったのですが、「見てえなあ」と意外に食い下がってきて…一旦駐車場まで行ったのを引き返し、なまはげ館の受付で聞くと「40分待たないと実演見れない」と言うわけです。さすがにコレは帰るでしょ…とジュンの顔色を伺うが「見てえなあ」と全然心折れてない。

結局、近くにある真山神社でちょっとナヨっとした神主さんからナマハゲのお守り買ったりなんかして時間をつぶし、男鹿真山伝承館に向かったわけです。

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館内…というか、普通に本物の木造茅葺屋根の古民家の中でナマハゲ実演がはじまります。ウィークデイということもあり、客は我々家族のみ。

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一日に何度も同じことを…それを年中演じてるわけですから、まあ脱力系ではないにしても「それなりな感じなんだろうなあ」なんて想像してたのですが、これがとんでもない。ナマハゲの本気度がハンパない!赤子含めた我々3人だけの客に対し、よくぞそこまでモチベーション上がりますね?と感心する程の怒号(もちろんバリバリの秋田弁)を投げ散らかしながら暴れること暴れること…

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子河童先輩もさすがに泣き出しました。最後にナマハゲが我々に詰め寄ってくるのですが、その時に…普通ナマハゲって「泣ぐ子はいねえが?」「なまげてる嫁はいねえが?」でしょ?でも、何故かボクに包丁(木製ですが)を突き立てながら「おめえは、亭主として父親として大丈夫なのが?」と問うてきたのです。びっっっっっっっっくりして…本当にびっくりして、普通に自信があったらニヤニヤしながら答えてたかもしれないですけど、正直自信なんか無いわけで…でも、真顔で「はい」と腹に力入れて答えたわけです。そしたら、ナマハゲが一瞬間を置いてから優しい声で「…そうか」つって、右手を差し出してきたのよ!「ええっ、ナマハゲってそういうキャラ?」と困惑しながらも、がっちり握手したらその手が大きくて…真面目に仕事してきたおじいさんの手なのよ、ブ厚くてね…少しフコフコした感触の…ボクの手を握りながら「そうか、がんばれよ」と言ってくれたのでした。

いま思い出しても「何だったんだろうあれは?」って感じですけど、もしこの世が現実でなく夢だったらボクのあの時の答え如何によっては、あそこで目を覚ましていたかもしれない…家族のいない一人きりの部屋で汗をびっしょりかきながら目覚めて「今までの、まさか全部…夢?」となっていたかもしれない。いやいや、妄想ですけど…もしかしたらナマハゲの面の下にいたのは、無邪鬼だったかもしれないし、20年前に亡くなった祖父だったかもしれない(祖父の手にとても似ていたのです)。

帰路、山形と秋田の県境の真っ暗な道をボンヤリ眺めながらジュンが「ナマハゲ実演見れて良かったでしょ?アレ見ないで帰ってきてたら満足度うんと低かったよ〜」と満足気につぶやいておりました。
 
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  1. 2015/04/21(火) 01:01:01|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

年末にご迷惑、ご心配をおかけしましたが現在は元気です。(笑)いい家族ですね~、家族を想う禿生さんの気持ちを感じ、あったかい気持ちになりました。季分屋で偶然相席したうちの娘の上は今年県外就職し、下は山大生になりました。子供の成長がものすごく速いなぁと感じております。一緒にいられる時間を大切に。禿生さんなら大丈夫だと思いますが。ただ、最近、はちゃめちゃな飲みの失態の記事が見られないのが残念です。(笑)
  1. 2015/04/22(水) 22:02:23 |
  2. URL |
  3. にゃんこ #-
  4. [ 編集]

Re:

にゃんこ先生!元気になられて良かったです…ホントあの時は、どうなる事かと…ボク、一部始終はっきり覚えてるので、ぜひ次回会った時は詳しく報告させていただきたいと思います。いやはや、ホントに元気になられて良かった。あの時、にゃんこ先生から聞いた「娘、ずっとかわいいまんまなんだず…」というお話しは衝撃的でした。いい話し聞けて良かったです!
  1. 2015/04/25(土) 23:36:24 |
  2. URL |
  3. 禿生 * hagenama #-
  4. [ 編集]

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